設計事務所の存在意義

色々メールなどでもご相談を頂いております。ありがとうございます!
ご質問で最近少し有ったものを、ご説明いたします。

■現場の監理だけお願いしたいのだが

これに付きましては、お断りしてしまいました。ごめんなさい!誰かがやるべきとは思ったのですが、じっくり考えた結果、やはり私は、自分が作った図面には責任は持てるが、それ以外の図面に責任が持てないのです。
例えばです。配筋のチェックをするとします。自分の図面では、砕石・防湿シートのかさね。テープ。配筋の補強筋の考え方、コンクリート強度試験などなど入れてます。ですから施工者の方は、その基準通りに進めるし、そうでなければやり直します。
これが全く無いとか、施工標準書が、ちょっとどうかなと疑問を持つようなものの場合、照準を合わせる軸が、ベストと思うものではない形で、進めるしかなくなってしまいます。では、吉田軸に合わせたら如何でしょう。細部の設計を変更する場合も出てくるでしょうし、工事費用として施工会社が、多額の追加を言ってくる場合も有ると思います。
建築にとってベストな設計をしている時に限り、監理が成立すると思うのです。よっぽど酷い施工の場合は別ですよ。誰が見ても間違い。誰が見ても手抜き。これはやる価値は有ると思います。
悩みますが、やっぱり監理だけお受けするのは難しいです。技術が蓄積されて初めて図面に成り、施工に繋がっていくので、今日初めて有った業者さんと、一朝一夕には成り立たないのです。
お施主さんが仕事から帰って毎夜現場を見回ってると言う話を聞いた事も有ります。しかし、しかしですよ。それはもう全くの徒労です。設計監理技術、そう言う内容が理解されてなくて見てもポイントは全くずれてます。
・・・・じゃどうしたらいいんだ。とお思いでしょう。
だから、設計事務所が有る訳です。技術が下敷きになった設計が有り、監理が有ります。
お施主様の雇われる専門家として、お施主さまにとって、真に意義のあるものを、コストと品質のバランスを確保しながらまとめる。施工者に言いにくい事や交渉事をする。建築士の仕事がそれです。

長々、書いておりますが、どうぞご理解下さいませ!
あ、無料相談会行きたかったです〜と仰ってた方、よしだ設計は、相談は元々無料ですので、気軽にメールでご予約ください!では!
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